穴をあけられてインテリアにされた異端の鳥
チャールズ・ダーウィン『人間の由来』 (長谷川 眞理子 訳 講談社) 禺画像]
9月20日
「抽象的な言語をほとんど持たず、四より大きい数は数えられないような、オーストラリアの惨めな未開人の働きものの妻が、自意識を行使して自分の存在の性質について考察することは、ほとんどないだろう。」
ダーウィン『人間の由来』
いまでもそう思ってる輩がおる気がしてきた。
9月23日
いま読んでいる本。
『人間の由来』ダーウィン
『傭兵隊長』ペレック
『世界の行動インサイト 公共ナッジが導く政策実践』OECD
3つ目がなんか思ったほどの具体例のツッコミがないのでつらい…。でも高かったので読む。こういう宣言をすると読了できるナッジ。</.p>
10月1日
というわけで、あたしゃ、ダーウィンのヘイト本(『人間の由来』第一部)を乗り越え、第二部「性淘汰」にたどり着いた。
やっとこの年齢になってダーウィンは面白いってわかったんだよね。
教養をあえて定義するなら、面白いことが増えること、じゃなかろうか。</.p>
10月5日
ダーウィン、シミ(昆虫)には容赦ない。
「シミ目 この目のメンバーは、昆虫綱の中では下等とされている。彼らは、羽がなく、色は地味で、みっともない、ほとんど奇形のような頭とからだの形をした、小さな昆虫である。」
10月6日
ちなみに、直後で引用しているJ・ラボック卿(Sir J. Lubbock)の言葉。
「このような小さな生物がたがいに相手の気を惹こうとするさまを見るのは、たいへん楽しいものだ。雄は雌よりもずっと小さいが、雌の周りを走り、たがいにからだをぶつけあい、面と向かって立ち、
10月6日
二頭の遊び盛りの仔ヒツジのように、あとになったり先になったりして走る。しばらくすると、雌は、走り去るようなふりをし、雄は、おかしな怒ったような態度で追いかけ、雌の前に立ちはだかって対面する。雌は、恥ずかしそうにからだをそむけるが、雄は素早く雌の前に回り、触角で雌に触るようだ。
10月6日
しばらくの間、彼らは面と向かって触角で触れ合っており、まったく二匹だけの世界にいるようである」
10月8日
しかし、性淘汰を裏づける雌雄の形質の差を延々と様々な属種で列挙していく文体は、ピケティの『21世紀の資本』と同じく、どこを読んでいるのかもうここは読み終わったのではないかいつまでも終わらないのではないかなどという眩暈を起こす。
10月8日
あと、これはたぶん誤訳じゃないかな。
「擬態している方の種は、いかようにも変われるはずであるから、最終的にはそれが属しているグループの他のメンバーとはまったく異なる外見や色彩を持つことにもなるだろう。色彩にほんのわずかだけ変異が起こっても、
10月8日
多くの場合、それだけで他の保護されている種と十分に似るようになって、その変異が保存されることにはつながらないだろうから、鱗翅目の多くの種では、色彩にかなりの量の、しかも突然の変異が起こることがよくあるとつけ加えておく方がよいだろう。」
10月8日
たぶん、本来はこういう意味ではないか。
「擬態している方の種は、いかようにも変われるはずであるから、最終的にはそれが属しているグループの他のメンバーとはまったく異なる外見や色彩を持つことにもなるだろう。色彩にほんのわずかだけ変異が起こっても、
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